皇室に献上される会津の特産品「会津身不知(みしらず)柿」の箱詰め作業が19日、福島県会津若松市で行われた。県職員がオレンジ色に色づいた献上柿をさらしで磨き上げた。
北御山生柿生産出荷組合が1928年、会津藩ゆかりの秩父宮妃勢津子さまのご成婚を祝って献上したのが始まり。今年は農家9軒が丹精した315個を献上する。
組合によると、10月に入ってから昼夜の寒暖差が大きくなったことで収穫が例年より10日ほど早まったが例年通りの出来栄えという。渡部政美組合長(66)は「とろりとした食感と甘みが魅力。味わっていただけるとうれしい」と話した。
献上柿は20日、県職員によって皇室に届けられる。
