福島県会津若松市の国指定名勝・会津松平氏庭園「御薬園」で17日、雪から庭木を守る「雪吊(つ)り」の作業が始まった。
雪の重みで枝が折れないよう、支柱から円すい状に縄を張って庭木をつるす作業。きれいな見た目から観賞目的として冬の風物詩にもなっている。同園を管理する会津若松観光ビューローの職員らはゴヨウマツやキャラボクなどの常緑樹に縄を張って冬支度を進めた。
作業は低い庭木に施す雪囲い作業も含めて今月末までに完了させ、本格的な降雪に備える。雪吊りの撤去は降雪や気温状況をみて、来年3月中旬ごろを予定している。
