拓殖大工学部デザイン学科の学生は、会津の伝統民芸品「赤べこ」と全国各地の特産品などを融合した「デザインベコ」を制作した。会津若松市のアカベコランド飯盛山店に22作品を展示しており、12月7日まで来場者から作品の人気投票を受け付けている。
伝統民芸品をアップデートするとともに、全国各地の文化との連携につなげようと企画された。3年生が授業の一環として取り組んだほか、4年生や大学院生も参加した。展示会場には「ピーナッツべこ」「くじらべこ」「イチゴべこ」「博多の水炊きべこ」などが並んだ。
福岡県の水炊きと融合した星野真緒さん(20)は「赤べこをデザインするとは思っていなかったが、やりがいがあった。いろんな物を乗せるとかわいいと思った」と話した。
企画した小出昌二准教授(白河市出身)は「ぜひ会場に足を運んで実際に見て、面白さを感じてほしい」と話した。会場では作品の横にQRコードが設置されており、スマートフォンなどで読み込むと制作者の思いなどを確認することができる。問い合わせはアカベコランド飯盛山店(電話0242・23・9945)へ。