デパートの女子トイレに侵入したとして、建造物侵入の疑いで清陵情報高教諭の男が郡山署に逮捕されたことを受け、福島県教委は18日、県庁で臨時所属長会議を開き、出席者に綱紀粛正と再発防止策の徹底を求めた。
教育長は訓示で「児童生徒や保護者、県民の信頼を大きく失墜させ、教職員の規範意識を根底から疑われる極めて危機的な状況」との認識を示した。
県教委幹部と現場の教職員の対話の機会を増やすとした「不祥事根絶プロジェクト」に言及し「子どもたちの教育に携わる公務員として高い倫理観を持ち、法令順守や服務規律の厳守を勤務内外を問わず、常に意識して行動することを徹底させてほしい」と訴えた。
県教委は当初、各校への通知を予定していたが、危機意識を直接共有するため緊急会議を開催。各県立学校長や教育庁関係者ら約110人が出席した。