福島県初のeスポーツ公式大会が14日、福島市民センターで開かれる。ゲーム大手バンダイナムコエンターテインメントの公認大会で、人気格闘ゲーム「鉄拳8」の世界一を決めるシリーズ戦の一つ。全国各地の強豪選手ら約100人が集結する。大会を中核に幅広い世代がeスポーツの魅力に触れられる機会をつくり、地域活性化やeスポーツ文化の定着につなげる。
同市の総合建設業「zero one(ゼロワン)」の主催。大会は「TEKKEN WORLD TOUR(テッケン・ワールド・ツアー、TWT)」。シーズンを通して世界各国で開かれているポイント制のツアーで、参加者は大会の規模と成績に応じてポイントを獲得する。累計ポイントは世界ランキングに反映され、上位選手は決勝に進む。対戦の様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信する。
体験コーナーやキッチンカー出店も
会場にはeスポーツの体験ブースも用意。専用のAR(拡張現実)ゴーグルとセンサーを装着し、手から放つ光の球で対戦相手を攻撃するARスポーツ「HADO(ハドー)」を特撮ヒーローになりきって体験したり、人気ゲーム「太鼓の達人」を体験したりできる。地元飲食店がキッチンカーを出店し、県産品の物産展も開く。時間は午前11時~午後6時。入場無料。