福島県警は3日、福島市で交通部と警備部合同の災害対策訓練を行った。大規模災害に備え、部署を横断した連携を確認した。
県警本部や東日本高速道路(ネクスコ東日本)福島管理事務所から約40人が参加した。訓練は県内で最大震度6強を観測する地震が発生し、各地で道路が陥没、信号機がつかなくなり、車に閉じ込められた人がいる想定で行われた。
東北道が一般車両の通行が禁止される「緊急交通路」に指定されたと仮定し、走行して道路の状況を把握。福島飯坂インターチェンジでは、通ろうとする車が通行を許可された緊急通行車両かどうかを確認した。
救出訓練では、車2台のドアが開かず、運転手が閉じ込められていると想定し、機材を使って窓を割ったり、屋根をこじ開けたりして人形を運び出した。