安積黎明高の生徒が地元郡山市のご当地パン「クリームボックス」味のラーメンとドリンクを開発した。2日、同市のヨークパークで試食会が開かれ、来場者がアイデアあふれるオリジナル料理を味わった。30、31の両日に同校で開かれる文化祭「花かつみ祭」で販売する。生徒は「今まで食べたことのない味だと思う」と来場を呼びかけている。
郡山名物から着想、飲料も
開発したのは、3年生の総合的な探究の授業で「地元の魅力発信」チームに所属する阿部優希奈さん、佐藤瑠菜さん、禹健煕(うけんき)さん、萩原大晴さん、間弓優奈さん、吉田菜月さん、幸田璃子さん。文化祭に向け、同市産の食材を使った商品開発に挑戦し、生徒たちのアイデアを基に同市の日本調理技術専門学校が商品化した。
クリームボックス味の「ホワイトラーメン」はパスタのニョッキに、クリームボックス風味の甘いソースを絡め、砂糖をかけたクルトン、オリーブオイル、ホワイトペッパーをトッピングした。ドリンク「ホワイトフラッペ」はクリーム味で、ホイップクリームとラスクをのせた。
同市の名物グルメ「郡山ブラックラーメン」から着想を得て、色にこだわった商品を開発した。ホワイトのほかに、イエロー、レッド、文化祭のスローガン「青瞬(せいしゅん)」をイメージした透明の3種のラーメンと、「青瞬」のドリンクも作った。
試食会では生徒たちが店頭に立ち、商品の魅力を伝えた。禹さんは「地域の農産物や特産品の良さを込めた。文化祭で一人でも多くの人に食べてほしい」と話した。文化祭は30日が同校の生徒と保護者向けで、一般公開は31日。今後、各商品の価格を決定する。