夏の企画展「私たちの戦争体験―アジア・太平洋戦争終戦80年」は9月15日まで、会津若松市の県立博物館で開かれている。県内出身の軍人が家族に送った手紙や写真、実際に身に着けていた軍服など、初公開の資料も含めて約150点を展示している。
初公開された資料の一つは、真珠湾攻撃を指揮した山本五十六が戦時中、会津若松市出身の妻禮子の実家に宛てた書簡2点。このほかに特攻隊員として戦死した喜多方市出身の陸軍少尉穴沢利夫にまつわる手紙や軍服、戦時中のポスター、会津若松市にあった陸軍駐屯地の関係資料などが並ぶ。
観覧料は一般・大学生1200円(20人以上の団体1000円)、高校生以下無料。問い合わせは同館(電話)0242・28・6000