郡山女子大准教授となっても、会津の食文化への興味は尽きなかった。 2004年に会津史学会に入会し、長年の疑問について研究するようになった。それは戊辰戦争で鶴ケ城に籠城していた人たちは何を食べていたのかということだ。 戊辰戦争当時の1868年秋、現在の会津若松市内になだれ込んだ新政府軍が鶴ケ城を包囲し、女性や子どもを含む約5千人が籠城した。砲弾が降り注ぐ中、足手まといになることを恐れて自刃...
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