桑折町の町制施行70周年を記念した企画展「よみがえる半田銀山と五代友厚」は25日、同町の旧伊達郡役所で開幕した。町教委は「当時の道具から、半田銀山の成り立ちや経過を知ってほしい」と呼びかけている。入場無料。9月15日まで。
同銀山は江戸時代、日本三大鉱山の一つとされた。一度閉山したが、明治時代の実業家五代友厚によって再興され、1884年に銀産出量日本一を記録した。
同展では、半田銀山絵図や五代が地元の村々と結んだ鉱山再開発に関する締約書の原本、銀山坑内で使用された道具、鉱石など約80点を展示している。
アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを担当し、今年3月からマンガ誌「週刊ヤングジャンプ」で同銀山を舞台にした作品を連載している漫画家安彦良和さんの作品も展示。安彦さんのサイン色紙や昨年秋に町が主催した半田銀山シンポジウムのために安彦さんが描いたポスター原画、写真などが並ぶ。
時間は午前9時~午後5時(最終入館は同4時半)。毎週月曜日と祝日の翌日は休館日(月曜日が祝日の場合はその翌平日)。
問い合わせは町教委(電話024・582・2408、平日午前9時~午後5時)へ。