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神社守る人々のドキュメンタリー映画、4月26日から上映会

2025/04/22 09:15

神社を守る人々を取材し映像化した数間さん

 映像・アーティスト活動を続ける本県出身の数間よし乃さん(50)は26日から県内4カ所で、全国の神社を守る人々を取材したドキュメンタリー映画「継承」の日本語版上映会を開く。

 数間さんは結婚後、南相馬市に住んでいたが、東日本大震災の津波で被災し、東京都に移住して写真や動画撮影、アート制作などを始めた。新型コロナウイルス禍にドキュメンタリー映画の製作を勧められ、津波に遭い社殿を修復した南相馬市北萱浜地区の稲荷神社、生まれ育った猪苗代町の磐椅(いわはし)神社、移住先の東京都府中市の大国魂神社などを巡り、神職や総代らが継承していくため大切にしていることの話を聞いて映像化した。

 数間さんは「流産を経験し、古里の土地を手放してダウン症の長男を育てる中で、神社を参拝するようになった。日本人が大切につないできた神社のことを考えるきっかけになればうれしい」と話す。

 2年前にフランスのナント3大陸映画祭に英語版で応募した作品を日本語版に再編集した。上映会は無料。詳細はhttps://www.8millionphotolobo.com/screening-event-announcement/から。問い合わせは数間さん(電話080・5577・0113)へ。

 日程

 ◇26日午前10時、午後2時からの2回=南相馬市民情報交流センター
 ◇27日午後2時=大和川酒蔵北方風土館(喜多方市)
 ◇29日午前10時=会津稽古堂(会津若松市)
 ◇5月31日午後2時=富岡町文化交流センター「学びの森」

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