相馬市の浜の駅松川浦は19日、リニューアルオープンした。増築により床面積が1.4倍に拡大。「常磐もの」を使ったすしの詰め合わせパックや総菜、弁当を豊富にそろえ、約50席のイートインスペースも設けた。家族連れや観光客らに県産水産物の魅力をPRする。
要望の多かったパックすしは新規出店の「浜の食道楽 天狗(てんぐ)」が店内で調理。不足していたトイレを増やし、魚釣りゲームを楽しめる子ども向けコーナーも開設した。総事業費は約3億5000万円で、半分は国の地方創生交付金を活用した。
オープニングセレモニーで、施設を運営する相馬市民市場代表取締役の立谷秀清市長は「相馬の夢と希望が詰まった観光スポット。お客さまのニーズに応えられる」と自信を見せた。
20日までセールを開催している。1000円以上の買い物をした人に、午前11時から400食限定で牛すじカレーを振る舞う。増築記念の海鮮丼、オリジナルトートバッグの販売もある。営業時間は午前9時~午後6時。