福岡県八女市で18日に起きた小型航空機の墜落事故で、運輸安全委員会の航空事故調査官は21日も現地調査を続けた。日下順詞主管調査官は、機体は岩場に衝突したとみられ、山中に破片が散乱して焼損の程度も激しく回収のめどが立っていないとして、22日も調査を続けると明らかにした。
県警も現場検証を続け、山中から搬出していた3遺体の司法解剖を実施した。身元や死因の特定には至っていない。
国土交通省などによると、京都市と神戸市の3人が乗っていたとみられる単発プロペラ機シーラスSR20は18日、大阪府の八尾空港に向けて佐賀空港を離陸し、約20分後に救難信号を発信。国交省は墜落したとみて航空事故に認定していた。
