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核のごみ、調査巡り論戦開始 北海道寿都町長選が告示

2025/10/23 11:49

 高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、第1段階の文献調査を終えた北海道寿都町で23日、任期満了に伴う町長選が告示され、元町議の新人大串伸吾氏(42)と現職片岡春雄氏(76)が立候補を届け出た。いずれも無所属。第2段階の概要調査に進むべきかが争点で、大串氏は反対、片岡氏は賛成の立場をとる。投開票は28日。

 大串氏は「町民にストレスを与え続ける町政を変え、概要調査を止める。国策に翻弄され疲弊した町民の姿が幸せだとは思えない」と訴えた。7選を目指す片岡氏は「文献調査から概要調査への移行が道半ば。国の政策に協力し財源の確保を図ることも必要ではないか」と声を上げた。

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