【ワシントン共同】米財務省が16日公表した2025会計年度(24年10月~25年9月)の財政収支の赤字は、前年度比2・3%減の1兆7753億ドル(約267兆円)だった。赤字の縮小は22年以来3年ぶり。25年1月に発足した第2次トランプ政権の高関税措置を受け、還付後の関税収入額が2・5倍の1948億ドルと過去最高を更新したことが影響した。
トランプ政権は巨額の財政赤字の削減を目指し「相互関税」や輸入自動車への追加関税などの措置を導入した。歳入は6・4%増の5兆2346億ドル、歳出は4・1%増の7兆99億ドルだった。いずれも過去最高を更新した。