【パリ共同】フランスのマクロン大統領は6日、首相を同日辞任したルコルニュ氏に、政局の危機脱却に向けた「最終交渉」を8日夜まで野党と続けるよう指示した。交渉に失敗した場合、マクロン氏は国民議会(下院)の解散総選挙など厳しい選択を迫られる可能性がある。フランスメディアが伝えた。
大統領府は新内閣の発足など国家の安定に向けた最終交渉を行う責任をルコルニュ氏に委ねたと発表。ルコルニュ氏はXで「8日夜にマクロン氏に(交渉結果を)報告する」と述べた。
交渉に失敗した場合、マクロン氏は新首相の任命や下院解散総選挙のほか、可能性は低いが自身の大統領辞任の中から選択を余儀なくされるとみられる。