元鶴竜「愛される力士に」　音羽山部屋が部屋開き

　一昨年１２月に創設された大相撲の音羽山部屋が２２日、東京都墨田区で部屋開きを行い、音羽山親方（元横綱鶴竜）は「雨も降らず、素晴らしい天気。私の父の誕生日でもあり、いい記念になった」と笑顔で話した。

　５月の夏場所終了時点で所属力士は９人。３９歳の新師匠は「ただ強いだけでなく、人として成長させていく。皆さんに愛される力士になってほしい」と理念を掲げた。

　この日は神事の後、部屋頭の関脇霧島や時津風一門の幕内若元春ら関取衆が稽古で汗を流した。音羽山親方は「家族や兄弟のように過ごして、稽古になればライバル意識で切磋琢磨する。オンとオフをはっきりさせたい」と抱負を述べた。