中国住宅、７割の都市下落　５月、市況低迷続く

　【北京共同】中国国家統計局が１６日発表した５月の新築住宅価格指数は、主要７０都市のうち７割強の５３都市で前月と比べて下落した。下落は前月より８都市増えた。中国当局は金融緩和や規制緩和を通じて住宅需要を刺激しているが、市況の低迷が続いている。

　上昇したのは上海や四川省成都など１３都市にとどまった。前月より９都市減少した。４都市は横ばいだった。

　市場の需給をより反映しやすい中古住宅は６７都市で値下がりし、前月より３都市増えた。上昇したのは３都市にとどまった。