大相撲の大関琴桜が13日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で調整し、名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)に向けて相撲を取る稽古を再開した。夏場所後は四股やすり足など、基礎運動に多くの時間を割いてきた。「何が必要かと言ったら、一番に原点かな」と巻き返しへの鍵を挙げた。
立ち合いの踏み込みは鋭く、十両琴栄峰らを寄せ付けなかった。この日は8番と試運転に近く、今後は基礎運動で鍛えた馬力を相撲の動きにつなげていく。「試行錯誤しながらやっていく」と語った。
夏場所後の5月29日には、同じ二所ノ関一門の後輩、新横綱大の里の綱打ちに参加した。