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福島市長選 3候補第一声、AIで分析…「県都」「つくり上げる」

2025/11/13 10:35

 16日投開票の福島市長選で3候補が第一声で放った発言を人工知能(AI)で分析すると、JR福島駅東口の再開発や人口減少など市政の課題に対し、どのように県都のまちづくりを前に進めていくか、各候補の政治姿勢や現状認識が浮かんだ。

 3候補が告示日の9日に上げた第一声を「AIテキストマイニング」を用いて解析した。公平を期すため候補者の氏名は分析から除いた。

 新人で元衆院議員の馬場雄基候補(33)は市の将来像を念頭に「つくり上げる」「切り開く」「見いだす」がキーワードに挙がった。立場の「垣根」を越えた協力や広域連携による「つながり」を重視する姿勢から周辺市町にも言及した。

 3選を目指す現職の木幡浩候補(65)は大規模太陽光発電施設(メガソーラー)整備で景観の悪化や光の反射が問題化した「先達山」に触れ「『第二の先達山』はつくらない」と決意を強調。「まちづくり」に当たり「先手」「速やか」と実行力をアピールした形だ。

 「4年前」の前回に続き立候補した新人の会社経営高橋翔候補(37)は今回を含めて県内の各種選挙に16回「出馬」し、有権者に「リーダー」の資質を訴えてきた経過を説明。他候補の政治姿勢を巡り「ちゃんちゃらおかしい」と批判した。

    ◇

 AIテキストマイニング データ分析を手がけるユーザーローカル(東京都)が提供しているデジタルツール。人工知能(AI)を活用したシステムが発言を解析し、統計手法に基づき特徴的とした言葉を抽出。その言葉を「見える化」して分かりやすいよう大きく表示する「ワードクラウド」の手法を用いてグラフィックを作成した。青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞を表す。

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