温かみのある演技で親しまれた福島県郡山市出身の俳優西田敏行さんが亡くなって1年となった17日、西田さんの母校・小原田中(郡山市)で追悼行事が行われ、生徒や同級生らが西田さんの功績や遺徳をしのんだ。
西田さんの命日に合わせて企画された。黙とうをささげた後、全員で西田さんがふるさとへの思いを込めた曲「あの街に生まれて」を斉唱した。
続いて、生徒らが学んできた西田さんの人生や人柄などを発表。長年親交のあった同級生らが西田さんとの思い出を振り返りながら、発表を見守った。
映画「釣りバカ日誌」シリーズやNHK大河ドラマに主演するなど、独特の存在感を放った西田さんは昨年10月、76歳で死去した。東日本大震災後は本県復興に尽力、2018年に4人目となる県民栄誉賞を受賞した。15年には「第25回みんゆう県民大賞」芸術文化賞を受賞している。