会津若松市議に厳重注意、公費支出イベントに政治活動名で出展計画

　会津若松市議会は１５日、市が負担金を支出している団体が共催したイベントに議員１人が個人名、政治活動名で出展を申し込んでいたと明らかにした。公的な資金を原資として活動する団体が共催し、公的資金で整備された場所で議員個人が政治活動をするのは不適切として、この議員に厳重注意した。氏名は公表していない。法令違反ではないという。同日の市議会各派代表者会議で報告した。

　問題となったのは、同市中町の会津若松まちなか案内所周辺で９月に開かれた中心市街地活性化のイベント。告知チラシに出展者として議員名と政治活動名が記載してあり、外部からの指摘で発覚した。

　市議会が不適切な行為と判断した後、この議員はイベントへの参加を取りやめ、チラシは配布前に修正された。市議会事務局によると、議員は「軽率な認識だった」と反省しているという。