「なりすまし詐欺」被害を未然に防いだとして、会津若松署は3日、セブン―イレブン会津年貢町店の店員北見弘子さんに署長感謝状を贈った。北見さんがなりすまし詐欺被害を防いだのは、3月に続いて2度目。県警は北見さんと同店を「なりすまし詐欺未然防止マイスター」に認定した。
同署などによると、9月10日午後3時半ごろ、同店に80代の男性が来店し「電気料金未納分の30万円を支払いたい」と申し立てた。不審に思った北見さんがオーナーの小林和真さんに相談し、電力会社に電話をしたことで詐欺が判明。小林さんが同署に通報した。
同署で行われた贈呈式では、本多文彦署長が感謝状、佐藤剛生活安全部長が認定証を北見さんらに手渡した。北見さんは「男性は電気が止められてしまうと焦っていた。電力会社に確認して良かった」と話した。
本多署長と佐藤部長は「声かけはハードルが高いことで、行動に感謝する。今後も協力をお願いしたい」とたたえた。二瓶玲哉店長が同席した。