東北農政局は7日、水稲栽培にスマート農業技術を取り入れる「生産方式革新実施計画」が国から認定を受けた吉野家ファーム福島(白河市)に対して認定証を授与した。認定証の交付は県内で2例目。
計画では、水稲の新品種の導入で品種構成を見直して作期分散を行うとともに収量センサー付きコンバインの稼働面積を拡大し、労働生産性の向上を図る。
授与式は白河市で行われ、本県担当の松井章房地方参事官が吉野家ファーム福島の滝田国男専務に認定証を手渡した。滝田専務は「スマート農業を活用して、地域の農業の維持、発展に貢献したい」と決意を述べた。
認定はスマート農業の導入を支援するため昨年10月に始まった。計画が認定を受けると、税制上の優遇措置などが受けられる。