山崎直子さん「宇宙では肩こりがない」　ISS生活紹介　南相馬でサミット

　第３回復興宇宙サミットは５日、福島県南相馬市で開かれ、宇宙をテーマに全国の市町村職員や中学、高校生らが交流を深めた。一般財団法人ワンアース（茨城県）の主催。

　国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）から復興を発信する東北復興宇宙ミッションや、宇宙を旅した山梨県北杜市のエドヒガンザクラの子孫樹を被災地に植える「きぼうの桜」などに参加した８県１７市町村から約６０人が集まった。

　宇宙飛行士の山崎直子さんがオンラインで講演し、国際宇宙ステーションでの生活を紹介。質疑応答では無重力環境に言及し「宇宙では肩こりもないので楽しい」と笑顔で語った。無重力では体液が上半身に上り鼻がつまりやすいことから「スパイスが入っていて、なじみのあるカレーの宇宙食がおいしかった」と振り返った。

　甲陵高（北杜市）の生徒が学校での取り組みを紹介し、南相馬市の常木孝浩副市長が復興の現状などを説明した。