島根県美郷町で8月に開かれた全国高校総体(インターハイ)カヌー男子のスプリント・カヤックシングル500メートルで初優勝した安斎勇真さん(安達3年)は26日、県庁を訪れ、内堀雅雄知事に喜びを語った。
安斎さんは、ポルトガルで開かれた「2025カヌースプリントジュニア世界選手権大会」から帰国後、直接島根県に向かい、体調管理に注意しながら調整を行った。レース本番では持ち味である中盤からのスピード維持と後半の追い上げを生かし、ラスト200メートルでギアを上げてトップ選手を追い抜いた。安斎さんは「スタートで出遅れたものの、冷静に臨みレースプラン通りの展開で1位を取ることができた」と手応えを語った。
今後は、滋賀県で10月に開催される国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ」のカヌー500メートル、200メートルに出場する予定で、「500メートルで優勝するだけでなく、インターハイの200メートルでは4位だったので、優勝したい」と抱負を語った。内堀知事は「これからもぜひ活躍してほしい」と激励した。