陸上の世界選手権東京大会は13日、国立競技場で開幕した。日本は井戸アビゲイル風果(東邦銀行)、松本奈菜子(同)がメンバー入りした混合1600メートルリレーの予選を3分12秒08で走り、日本記録を3秒63更新。同種目が採用された2019年以降、日本勢として初めて決勝に進んだ。決勝は8位だった。35キロ競歩の男子は勝木隼人(自衛隊)が2時間29分16秒で銅メダルを獲得した。
混合1600メートルリレーは男女4人が走ってバトンをつなぐ。予選1、2組の上位各3チームと、4位以下で全体タイムの上位2チームが決勝に進んだ。日本は1走から今泉堅貴、井戸、吉津拓歩、松本の布陣で予選に臨み、1組5着でゴール。全体9位で予選落ちと思われたが、ケニアが失格となり、初の決勝進出を決めた。
35キロ競歩の勝木は日本勢のメダル獲得第1号で、自身初の表彰台。3大会連続の表彰台を狙った川野将虎(旭化成)は18位だった。