福島民友愛の事業団と県聴覚障害者協会の第31回民友手話入門講座は27日、福島市の福島民友新聞社で開講した。講座は10月まで計10回開かれ、参加者が手話の知識を深める。
協会の吉田正勝会長が講師を務め、11人が受講した。参加者は手話で「はじめまして」や「こんばんは」といったあいさつのほか、指文字を使用しながら自己紹介にも挑戦した。吉田会長は「手話だけでなく、表情や首をかしげるといった動作も重要」と説明した。
開講式では、吉田会長が聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京2025デフリンピック」のサッカー競技が11月にJヴィレッジで行われることを紹介し「ぜひ応援してほしい」と手話であいさつした。事業団の加藤隆史事務局長は「講座をきっかけに趣味の幅を広げたり、さらに手話を深く学んだりして新たな世界を見つけてほしい」と話した。