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「長崎の鐘」への思い紹介 福島・古関裕而記念館、戦後80年に合わせ企画展

2025/08/08 11:30

「長崎の鐘」にまつわる手紙や自筆譜などが並ぶ会場

 戦後80年に合わせた古関裕而記念館の企画展「長崎の鐘―祈り」は1日、福島県福島市の同館で始まり、同市出身の作曲家古関裕而が「長崎の鐘」に込めた思いと平和への思いを紹介している。9月23日まで。

 原爆投下後の長崎で、自身も被爆しながら被爆者の治療に当たった「長崎の鐘」著者の永井隆博士と古関との交流を軸に、2人が交わした手紙や自筆譜など約40点を展示。「長崎の鐘」の作曲と、その後の交友についてのエピソードを紹介している。

 学芸員の阿部和歌子さんは「戦後80年という節目の年に古関先生が曲に込めた思いに触れて、平和の尊さを再確認してほしい」と来場を呼びかけている。

 時間は午前9時~午後5時(最終入場同4時半)。入館料は一般300円、小中学生100円。古関生誕日の8月11日は入館無料。17日と9月11、21日は館内イベントのため企画展を観覧できない。問い合わせは同館(電話024・531・3012)へ。

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