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双葉郡の中学・高校制服…ぬいぐるみに着せ展示 古里の思い出振り返る

2025/06/02 08:00

仕立て直された制服を着たぬいぐるみ

 東日本大震災などで避難を余儀なくされた双葉郡の住民に古里の思い出を振り返ってもらおうと、アパレルメーカーのフレックスジャパン(長野県千曲市)は、双葉郡の中学や高校の制服をぬいぐるみの服としてリメークして展示する。2日から、双葉郡内8町村の中学や高校の卒業生らを対象に制服の募集を始める。

 同社が双葉町に開いている「ひなた工房福島双葉」の「おもいでをつむぐ」という理念の下、初めて企画した。募集対象は双葉高など、震災などの影響で休校や閉校している中高も含めた計18校。提供者から、学校や双葉郡に関する思い出のメッセージも合わせて募集する。

 提供された制服は高さ約40センチのぬいぐるみに合わせて仕立て直される。約50体のぬいぐるみに着用させ、各校の紹介文などとともに、同工房などで展示する。仕立て直された制服は展示後、ぬいぐるみと一緒に提供者に贈られる。

 展示期間は2026年1月~27年3月を予定している。制服は同工房のホームページに設けた専用フォームから募集する。問い合わせは同工房(メールhinata‐kobo@flexjapan.co.jp)へ。

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