平和への願い込めた絵手紙、壁一面の大作も　コラッセふくしまで作品展

　ＦＴＶカルチャー楽しい絵手紙教室の生徒らによる作品展は１２日、福島市のコラッセふくしまで始まった。３年ぶり１０回目の開催で、今回は「世界に平和を」がテーマ。平和への願いが込められた大小さまざまな力作約千点が並んでいる。１８日まで。

　講師の寺島良子さんと生徒２３人が花や野菜、風景などを題材に描いた絵手紙を展示。大震災やコロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ攻撃など心の痛む出来事が続く中、「日常」の風景を通して、絵手紙を描くことができる平和の尊さを表現している。

　生徒らが平和への思いを書き込んだ花びらのカードを壁一面に貼った大作も来場者の目を引いている。生徒から寺島さんに届いた絵手紙を一枚紙に展示した作品には、優しい色合いの絵とともに、思いやりあふれる言葉が並んでいる。

　寺島さんは「どんな状況の中でも、人として人間らしい心を持ち続けていきたい、という思いを込めた。平和について立ち止まる一日にしていただければ」と来場を呼びかけている。

　時間は午前１０時～午後５時（最終日は同３時）。