会津美里町を舞台に、国指定史跡・向羽黒山城跡で茶席などを楽しむ「日本最大級 向羽黒山城まつり」が25日、約200種のアヤメなどが咲き誇る「第42回あやめ祭り」が6月14~30日、同町で開かれる。
山城まつりは国内最大規模の山城で、会津茶道発祥の地とされる向羽黒山城跡に茶席を設け、新緑を楽しみながら野だてを楽しむ。模擬合戦ゲームや山城ガイドによる散策ウオーク、着物の着付け体験も行う。午前10時~午後3時。1席500円(抹茶、茶菓子付き)。まつりに先立ち、18日午後1時半から同町のじげんホールでシンポジウムも開かれる。
あやめ祭りは伊佐須美神社あやめ苑で開かれ、色とりどりのアヤメを観賞できる。期間中の土、日曜日にはステージイベントを開催。6月22日午後1時からはお笑い芸人の小島よしおさんが登場する。会場にはきんつばなど出店や友好都市のブースも設ける。問い合わせは町観光協会(電話0242・56・4882)へ。
杉山純一町長は12日、福島民友新聞社の取材に「趣向を凝らしたまつりを楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。町観光協会の水野俊彦会長、鈴木光浩、遠藤秀一両副会長らが同席した。杉山町長と水野会長らは同日、県庁に内堀雅雄知事を訪ね、二つの祭りの開催をPRした。