食事は生きる希望になっている。1972年に栄養士として県立会津総合病院などで勤務し、そのことを学んだ。関わった患者さん2人とのエピソードを紹介したい。 まずは胃がんを患った60代男性とのエピソードだ。病院では病気の人や手術後間もない人にのみ込みやすく、消化しやすい流動食を提供する。流動食として出されてきたのが「重湯」だった。たくさんの水でお米を炊いてできた上澄みの部分で、固形物は入っていない。 ...
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