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大相撲福島場所、8月22日開催決まる 「力士と触れ合って」

2025/02/07 09:30

福島巡業の成功を誓う(左から)中川会長、玉ノ井親方、野崎社長
玉ノ井親方

 福島民友新聞社が創刊130周年記念事業として福島市で開催する大相撲の福島巡業について、開催日が8月22日に決まった。会場は同市の福島トヨタクラウンアリーナ(国体記念体育館)で、チケットは4月以降に発売する。

 名称も「令和7年夏巡業 大相撲福島場所」に決定した。概要は決まり次第、本紙などで公表する。

 日本相撲協会巡業部の玉ノ井親方(元大関栃東)が6日来県し、福島民友新聞社で中川俊哉会長、野崎広一郎社長らと懇談した。玉ノ井親方は「力士と間近に触れ合えるのが巡業の魅力。一人でも多くの人に足を運んでほしい」と話し、福島場所の成功に向けて力を合わせていくことを確認した。

 福島トヨタクラウンアリーナでの大相撲巡業は2023、24年と2年連続で実施され、多くの相撲ファンが迫力ある取組を楽しんだ。

 玉ノ井親方、力士の素顔…間近で

 日本相撲協会巡業部の玉ノ井太祐親方(元大関栃東)は6日、福島トヨタクラウンアリーナで8月22日に開かれる「令和7年夏巡業 大相撲福島場所」のPRのため来県した。福島民友新聞社の取材に「力士と触れ合えて素顔が見られるのが巡業の魅力。多くの方に来ていただきたい」と述べ、本県出身力士の活躍にも期待を寄せた。

 ―地方巡業の魅力は。
 「緊張感ある本場所と違う力士の素顔を間近で見ることができるのが巡業の醍醐味(だいごみ)。(相撲の禁じ手を面白おかしく演じる)初切(しょっきり)や記念撮影、公開稽古などのイベントもある。初心者でも楽しめるはずだ」

 ―1月の初場所は世代交代を印象付けた。注目の力士はいるか。
 「角界を長年支えた横綱照ノ富士がけがなどのため引退した。『一人横綱』を引き継ぐ豊昇龍には地位に甘んずることなく、横綱の責任を果たしてほしい。まだ25歳。伸びしろがまだまだある。大波3兄弟(若隆元、若元春、若隆景)や白熊ら福島県出身の力士にも期待している」

 ―福島巡業は3年連続の開催となる。心待ちにしている県民も多い。
 「笑顔あふれる力士と存分に触れ合ってほしい。福島民友新聞社とともに巡業ムードを盛り上げていく。土俵上で真剣勝負する姿に大きな声援と多くの拍手を送ってほしい。福島の地でパワーをもらいたい」

          ◇

 たまのい・だいすけ 本名志賀太祐。東京都出身。父は相馬市出身の元関脇・初代栃東。1994年九州場所で初土俵。2001年九州場所後に大関昇進し、02年初場所で幕内初優勝。けがに苦しみ、2度の大関陥落を経験。07年5月引退発表。大関通算在位30場所。幕内優勝3回。通算560勝317敗169休。09年9月玉ノ井部屋を継承。48歳。

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