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“ビートルズマニア”和田唱、ジョン&ヨーコのアルバムは「ヨーコ飛ばし」の過去 現在は「あれ込みで『ダブル・ファンタジー』」

2025/12/06 16:25

  • 映画
和田唱 (C)ORICON NewS inc.

 ロックバンド・TRICERATOPSの和田唱(50)が6日、都内で行われたドキュメンタリー『夢と創造の果てに ジョン・レノン最後の詩』(公開中)上映後トークイベントに登壇した。

【写真】にっこり!ジョン・レノントークを終え満面の笑みの和田唱

 ビートルズマニアとして知られる和田は、ビートルズ研究家で本作字幕監修の藤本国彦氏と熱いジョン・レノントークを展開。1980年に発売されたジョンとその妻・ヨーコの共同アルバムについては、「趣味の一環で、当時日本の評論家はどう評価していたんだろうって興味があって、下北沢の古本屋で(音楽雑誌の)バックナンバーを見て」と当時の評論を探したとし、「当時のダブル・ファンタジーの評判、ひどかったです」と苦笑い。

 ジョンの生前の評論だったことから、「ヨーコの方がまだかっこいいみたいな感じのことが書いてあって。純粋にあのアルバムを音楽的に評価してるんですよ。だからある意味正しかったのかもしれないですね」としつつ、「普通に考えると、ジョンの曲が聞きたいのに、なんでこんなにヨーコの曲が出てくるんだって嫌だったんだと思いますよ」と当時のファンの心情に思いを馳せた。

 また自身も「“ヨーコ飛ばし”してました」と当時のファンもしていたという聞き方をしていたと告白。しかし続けて、「でも時を経て、不思議なもんで、あれ込みで『ダブル・ファンタジー』だなって」と受け取り方に変化があったとし、「ソングライターとして成熟したジョンが感じられて、ヨーコの曲と聞くと、よりそれが伝わって、いいなって」と長年のファンならではの思いを語った。

 本作では、ジョン・レノンの生涯最後の10年間に焦点を当て、ビートルズ解散後も独自に進化を遂げ、革新的な音楽を生み出し、反戦運動の最前線に立つ姿を、未公開を含む膨大なアーカイブ映像と関係者の証言で構成している。

 MCは汐月しゅうが務めた。 

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