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なにわ男子・大西流星は“事務所伝統”を体現? timelesz原嘉孝が感心「ここまで生き抜いてきた背景が…」

2025/11/20 08:00

  • エンタメ総合
東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ Season1_取材会に参加した大西流星、原嘉孝 (C)東海テレビ

 なにわ男子の大西流星、timeleszの原嘉孝がW主演する『東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ Season1』が来年1月からスタートする。今作でドラマ初共演となる2人は“無職”と“刑事”として横浜の街を舞台に事件や問題解決に奔走するキャラクターを熱演。このほど合同取材に参加し、作品の見どころや2人の関係性について話を聞いた。

【写真】新境地開拓?“高卒無職”ロンを演じる大西流星

 原作は岩井圭也氏の小説『横浜ネイバーズ』シリーズ。令和版『池袋ウエストゲートパーク』としていま注目を集めている人気作を映像化。大西は2年ぶりとなる連ドラ主演で、フジテレビ系列では初主演し、原は連ドラ初主演となる。

 大西は高卒・無職の青年ロンこと小柳龍一を演じ、山下町の名探偵と呼ばれる等身大のヒーロー像に挑戦。一方、原はロンを支える兄貴分で人情味あふれる神奈川県警・捜査一課の刑事・欽ちゃんこと岩清水欽太を演じる。

 華やかさと親しみやすさが共存する中華街、そしておしゃれさとディープさが混在する横浜…お金も学歴も職業もないロンが、欽ちゃんや仲間とともに現代社会の事件や問題に立ち向かうヒューマンミステリー。

■大西流星、原嘉孝“呼び方”で迷い…「原つぁん」に無事決定

――最初に話を聞いたときの印象を教えてください。

大西:初めは原くんとの共演とは知らず、作品の内容だけ聞いていて。舞台が横浜・中華街ということで行ったことがなかったので、新鮮さやワクワク感がありました。あとは事件を解決するヒューマンミステリーで、新しい役柄に挑戦できる面白さを感じ、高卒・無職という今まで演じたことのない役柄だったので、早く演じてみたかったです。

原:僕は最初にりゅちぇの名前は聞いていたのですが、ここまで現場が一緒になることも、話したこともゼロだったよね。りゅちぇはテレビではバサバサとコメントを言うイメージだったので。

大西:キラキラ(のイメージ)じゃなくてですか?

原:キラキラもあるけど(笑)。僕は人見知りなので不安はあったんですが、実際に会うとすごく優しくて安心しました。僕は学生時代も横浜の方だったので、いわばホームで撮影できる喜びを感じました。土地勘もすごくありますし、役柄的にも中華街でずっと育った役だったので、ありがたいし楽しみだなと思いました。

――原作を読んだときの感想はいかがでしたか。

大西:想像していたヒューマンミステリーよりも身近な事件だったり、共感しやすい現代ならではの事件が多い。若者として入り込みやすいし、ただ事件を解決するだけではなくロンにも理由があっての行動なので、毎話事件は異なりますが、一貫してロンの気持ちやみんなの思いは変わらないので、そこはすてきだなと思いました。

原:僕は考えさせられる作品が好きなのですが、この作品は身近に感じる事件が発生する。視聴者の方も身近な人の裏側を考えさせられる。人間の裏というのはマイナスに捉えられがちですが、僕は誰にでも当たり前に裏があると思います。それが見える、見えないだけの話だなと。深いことを考えちゃいました。裏ってあっていいよね。むしろそれが見えたら、一歩その人に近づけたんだなと思います。

――今作の役作りで心がけていることはありますか。

大西:ロンは亡くなったお父さんから「親仁善隣」という言葉を教わり、人助けだったり隣人を大切にするという気持ちを受け継いでいる。そのなかでもチャーミングなのがロンらしさ。事件を解決しながらもまっすぐだけど、欽ちゃんといるときの甘えるようなチャーミングさは大切にしています。普段の自分よりもふわふわしてお調子者のような感じを入れて、ギャップをつけられるように意識しています。

原:欽ちゃんは過去に警官に助けられて“人のために”みたいなものが根本にある。それがロンとの出会いで、ロンの過去を知っているからこそ「なんとかしたい」「助けたい」という思いがある。警察官である欽ちゃんと、ロンたちネイバーズのメンバーでいるときの兄貴分のような雰囲気、そこにいると欽ちゃんはすごくリラックスできて、いじりいじられ…心許している。警官のときとの二面性を出せればいいな。

――共演を経て改めて知ったお互いの一面を教えてください。

大西:僕自身、原くんにお会いしたのが本読み・顔合わせのタイミングで、そのときに原くんから話しかけてくださって嬉しかったです。timeleszさんのなかでお兄さん的存在な原くん。気さくな方なのかなと思っていましたが、本当にそのとおり。そのなかでお芝居をご一緒してみると、表情や熱量がすごく伝わってきて刺激をもらいました。

原:そうなんですよ、実は(笑)。とにかく優しくしっかりしている子だと思います。現場で僕の誕生日を祝ってくれて、プレゼントを買ってきてくれたことにびっくりしました。そういうのを当たり前にしてくれる。スタッフさんへの礼儀作法もですが、この事務所でここまで生き抜いてきた背景が見えますね。

大西:事務所伝統の具現化で~す(笑)。

――この機会にお互いに知りたいことはありますか。

大西:さっき話して、呼び名は決まりました。僕のことは「りゅちぇ」って呼んでくれることになったので、原くんの呼び名を決めたいです。「原くん」だと距離がある。メンバーの藤原丈一郎は「原ちゃん」って呼んでいる。でも僕が「原ちゃん」と言うのは違うかなと。

原:事務所歴はりゅちぇの方が後輩だけど、デビューはりゅちぇの方が早い。

大西:でも先輩に変わりはないので。

原:僕も最初は迷って…「流星」と呼んでみたけど無理していた(笑)。

大西:そうだったんですね。衝撃!今、頑張って「りゅちぇ」って呼んでくれているのは愛らしいですね。間をとって「原つぁん」にしま~す。

原:(笑)。りゅちぇはグループのなかでも物語のなかでも割と弟分、甘えたり弟気質だと思うけど、兄貴分になる瞬間はあるの?

大西:あります!旅行が好きなんですが、メンバーや友達と行くときは飛行機や泊まるところを決めて計画を立てるタイプです。“俺についてこい”って感じでゴリゴリ兄貴です。後輩と絡む機会がグループとして減っているんですけど、「流星くん、流星くん」と言ってくれる後輩もいるので、その子たちにはコスメのお下がりをあげたりしています。

原:へ~意外な一面だね。

大西:後輩との絡みありますか。

原:猪狩(猪狩蒼弥)とか?

大西:ガリさん!僕も共演したことがあって仲良しなので、今度3人でご飯行きましょう。

原:きっと俺がおごるんだよな…(笑)。

大西:兄貴!お願いします!

原:任せとけ!

■大西流星、大切にしている言葉は「のんき」 原嘉孝は多忙さに幸せを感じる

――ロンのお父さんの残した言葉が物語の軸になりますが、それぞれ大切にしている言葉や価値観はありますか。

大西:僕は「のんき」って言葉が好きです。プライベートでものほほんと生きているのですが、過去にお仕事でスイッチを入れすぎて空回りしたことがあって、なので緊張する大舞台の前でものんきに過ごすことで意外と力が発揮できたり、肩の荷を一旦おろしてスキップする感覚で過ごしたりしてします。そうすると気持ちもラクになります。

原:言葉というより、寝不足とか疲れて頭がショートしそうな状態が好き。追い込まれている感じがする。

大西:珍しいですね。

原:もちろん寝たいと思うこともあるんですが、寝る時間ないくらい考えることがあるのは幸せなこと。そうなりたくてやってきたから。その状況になったときに「あの頃なりたい自分になれていて、もっと燃えてくる」。

大西:では好きな言葉は「寝不足」?でも確かにそうですよね。そのために頑張ってきましたし、忙しいときってワクワクしますもんね。

――役にちなんで、互いに解決してほしいプチ悩みはありますか。

原:お風呂に入るときトリートメントするじゃない?トリートメントを5、10分置きたいのに、湯船につからなくて一旦置けないとき、体を洗う時間しか放置できないのはもったいなくて悩んでる!

大西:「勝手にしてください」というのは先輩だから言えない(笑)。解決法としては、お風呂でもできる洗顔パックなどもあるので、そういうのをプラスするのもいいですし、僕はお風呂に入るとき携帯を持って入っちゃうので、逆に置きすぎちゃうくらいです。

原:あと歯磨きとかもすればいいのか!なるほどな、解決した!

大西:朝早い撮影が多いと思うんですけど、移動中の車内では何をして過ごしていますか。僕は爆睡することもあって、でもそうすると寝起きで現場に入るから頭が働かないんです。

原:僕は台本も読むし、そのなかで美顔器とかしちゃう。寝起きの顔でメイク中に起こすんじゃなくて、車のなかで仕上げています。ストレッチもしてます。全身に血流をめぐらせてる。

大西:見習います!時間を有効に使います。

―――大西さんは自分が役柄のロンになったらどこが向いているか。また原さんは刑事としてどこが向いていると思いますか。


大西:人から情報を引き出すのは得意だけど目立たないようにコソコソ生きなきゃいけない。、情報もすぐ忘れちゃって、もし覚えていたとしても自分の思考に寄って違う情報になってしまいそう。でも、欽ちゃんのように信頼するバディがいればそれっぽくできると思う。それに、人と話すのは好きなので、その人と仲良くなって関係構築してバディを増やしていくのは得意そう。単独行動だったら失敗に終わりそうです。

原:粘り強さかな。よくドラマで上司の反対を押し切って真相を捜査したい!みたいな展開があるけど、僕もそう思っちゃうかも。主人公気質なので(笑)。正義感が強く、困っている人がいたら放っておけない…(得意げに)。

大西:ぴったりですね。

原:刑事なのかもしれない。パラレルワールドなら刑事です。

――最後に意気込みをお願いします。

大西:今回、“原つぁん”と作品を作れる喜び。兄貴についていけるワクワク感があります。この作品は、いろんな世代の方に届くような現代に寄り添ったドラマになっています。横浜の方々が協力してくださり、リアルな場所で撮影しているので横浜の魅力も伝わればいいな。実際、店舗で中華料理をいただいているので、中華街のあたたかみだったり、ミステリー特有のすっきり感も味わっていただける、すごく欲張りな物語になっています。

原:この作品は隣人を助ける、仲間との関わり合いがテーマ。仲間って良いなとか、少しでも意識してもらえるような作品になっていると思う。僕たちも登場人物のなかでお会いしていない人もいる。同世代で仲良くやって撮影していくので、その仲の良さもリアルな部分も通じて感じていただけたら良いな。

2人:頑張るぞ!おー!

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