13年前に出会った一冊の小説から構想を重ね、12年の歳月を経て、ひとつの物語が映画として結実。チェコのアニメーション作家クリスティーナ・ドゥフコヴァによるストップモーションアニメ映画『リビング・ラージ!』が公開中だ。
【動画】“まだ知らない自分に少しずつ出会っていく”というメッセージを色濃く映し出す予告編
音楽と料理が大好きな少年ベンを中心に、揺れ動く感情を音楽とリズムで軽やかにすくい上げ、あたたかなユーモアとともに“心の成長譚”が描かれる。丁寧に作られた人形たち、その緻密な手仕事、ラップやメロディが胸に残る。見終えたあと、きっと自分を少しだけ好きになれる。そんな、ポップで優しい一本だ。
ベンは、これまで自分の見た目をあまり気にしてこなかった。ところが、思春期を迎え、クラスメイトのクララを意識するようになると、次第に容姿や心の揺らぎが気になりはじめる。ダイエットにも挑戦し、胸の奥にわき上がる言葉にならない感情を、仲間と奏でる音楽にのせて歌い放つ。
そんなベンだが、事はそう簡単には運ばない。食事制限や運動など、さまざまな方法を試してみるものの、思うように体重は減らず、焦りやプレッシャーから奇妙な悪夢まで見る始末。さらにクララへの想いを込めて焼いた自慢のケーキも、届ける途中のトラブルで無残に崩れてしまう…。
沈んだ気持ちのベンに向けて、父の友人ソフィーから「勇気を出せば何だって乗り越えられる」という励ましの言葉が贈られる。それをきっかけに、ポジティブな心持ちを取り戻していくベン。気心の知れたバンド仲間とステージに立ち、オリジナルナンバーを歌い上げるシーンでは、「リビング・ラージ! でっかい心で生きてやる フルチャージ! 新しいスタート」という歌詞にのせて、“まだ知らない自分に少しずつ出会っていく”というメッセージを色濃く映し出す。
オリジナルの楽曲に加え、スロバキアのロックバンド・Walter Schnitzelssonによる軽快なサウンドが響き渡る本作。劇場のスクリーンで、“ちょっといい日になるかも”という予感をぜひ味わってほしい。
ストップモーションアニメーション『リビング・ラージ』うたって、笑って、悩んで、“自分を好きになる”までの物語
2025/10/12 10:33
- 映画
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