北海道むかわ町の私有地に男性の遺体を埋めたとして、道警は19日深夜、死体遺棄の疑いで苫小牧市美園町4丁目、会社員梅津悠希容疑者(36)を逮捕した。道警によると、札幌市豊平区の西村隆行さん(55)が暴行を受け消息不明となる事件があり、捜査の過程で任意で事情を聴いた梅津容疑者の説明に基づき、19日に遺体を発見。20日、身元が西村さんと判明した。
梅津容疑者の逮捕容疑は8月3日未明、むかわ町旭岡で遺体を地中に埋め、遺棄した疑い。
道警は8月15日以降、西村さんへの傷害容疑で知人の会社役員大上文彦容疑者(49)=札幌市白石区菊水元町8条2丁目=を2回逮捕。足取りを調べた結果、むかわ町付近で梅津容疑者と合流した疑いが浮上した。
梅津容疑者が任意の聴取に「穴を掘った」との趣旨の話をしたため付近を捜索し、19日午後、深さ2メートル超の地中で遺体を発見。指紋から西村さんと判明した。
今後、司法解剖して死因の特定を進め、大上容疑者の関与の有無や、死亡した経緯についても調べる。