政治団体・大阪維新の会は19日、所属する大阪府八尾市議3人が今年1月、飲酒した状態で石川県の馳浩知事と面会し、能登半島地震被災地への義援金を渡していたと明らかにした。対応が不適切だとして、3人を厳重注意処分とした。うち1人は離党届を提出した。
党と石川県によると、3人は1月31日、県に向かう電車内やJR金沢駅(金沢市)の構内で飲酒し、そのまま馳氏と面会。「身を切る改革」の一環として、議員報酬の一部を積み立てた義援金600万円を贈呈した。面会に同席した同僚市議3人は酒を飲んでいなかった。
代表代行の横山英幸大阪市長は「被災者の信頼を損なう。あってはならないことだ」と話した。