立花氏にリークで問責決議、兵庫　元維新の岸口、増山両県議

　斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を巡り昨年の知事選期間中に政治団体「ＮＨＫ党」の立花孝志氏に真偽不明の情報や非公開情報をリークしたとして、県議会は１２日、「兵庫維新の会」から処分を受け、地域政党「躍動の会」で活動する岸口実、増山誠両県議への問責決議を可決した。法的拘束力は持たない。

　岸口氏は、文書問題の調査特別委員会（百条委）委員だった県議について斎藤氏を陥れた「黒幕」と名指しした文書を渡す場に同席。増山氏は非公開の百条委尋問の音声データを漏えいしたとされる。兵庫維新は２月、岸口氏を除名、増山氏を離党勧告とした。