石破茂首相は10日、中米グアテマラのアレバロ大統領と官邸で会談し、両国関係の「戦略的パートナー」への格上げで一致した。グアテマラは台湾と外交関係を維持しており、覇権主義的行動を強める中国への対応で連携したい考えだ。
首相は会談で「アジア情勢は極めて緊迫している」と説明。自由、民主主義、法の支配などの価値や原則を共有するグアテマラとの連携を極めて重視していると伝えた。両氏は自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力強化を確認した。
日本外務省によると、グアテマラは台湾と外交関係のある12カ国の中で人口、経済規模が最大。アレバロ氏は来日に先立ち台湾を訪れた。