熊本市動物愛護センターは10日、動物愛護団体に所属する熊本市北区の住民の自宅から150匹ほどの猫の死骸が見つかり、この住民を動物愛護法違反の疑いで熊本県警に刑事告発したと発表した。
市によると、外部からの通報を受けて5月下旬以降に住民宅の室内を調べ、6月上旬までに12匹を保護した一方、150匹ほどの死骸を発見。中には腐敗や白骨化の進んだ死骸もあった。
同法は、他の愛護動物の死骸が放置された施設で飼育した場合などに罰則を設けており、市は今月6日付で告発した。
一方、市には昨年7月と11月にも「猫が20匹ほど飼われ、死んでいる猫もいるようだ」といった相談が寄せられていた。