4日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=144円台前半で取引された。
午後5時現在は前日比1円26銭円安ドル高の1ドル=144円08~10銭。ユーロは1円03銭円安ユーロ高の1ユーロ=164円06~10銭。
3日公表の米雇用関連指標が市場予想を上回り、米景気悪化への過度な懸念が後退し、円売りドル買いが先行。日経平均株価の上昇も投資家のリスク回避姿勢を和らげ、相対的に安全な資産とされる円を手放す動きにつながった。
トランプ米政権の鉄鋼やアルミニウムに対する追加関税の引き上げについては「為替相場への大きな反応はなかった」(外為ディーラー)との見方があった。