陸上自衛隊福島駐屯地は14日、飲酒してけんかし、互いにけがを負わせたとして、第44普通科連隊に所属する20代の3等陸曹3人をいずれも停職6日の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。
同駐屯地によると、昨年2月29日、駐屯地内の生活隊舎で、27歳隊員が21歳隊員を平手打ちし、22歳隊員を殴るなどした。その後、27歳隊員に対し、21歳隊員が複数回平手打ちし、22歳隊員も殴るなどした。3人は全治1週間未満のけがをした。3人は生活隊舎内の許可を受けた場所で飲酒していた。
処分が1年半余りたって行われた理由について、同駐屯地は事実関係の調査に時間を要したとしている。連隊長は「二度とこのような事案が起きないよう隊員への指導、教育を徹底し、事案の絶無を図っていく」とコメントした。