19歳で高浜虚子に入門した俳人、深見けん二さんが、俳句の最高賞の一つ蛇笏賞を受賞したのは92歳の時だった。「季題と一つになったとき、大きな宇宙につながっていく」。そう思い俳句を詠んできたと深見さんは当時、約70年間の創作を振り返った ▼深見さんは1922年、現郡山市の生まれ。小学生の時、東京へ引っ越したが、生まれ故郷への思い入れは強かったという。晩年こんな句を詠んだ。「ふくしまに生れ今年の菊...
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