郡山市立美術館などで開催中の「郡山市名誉市民 西田敏行展『愛してるぞ~い!』」の特別イベントのトークショーが13日、同館で開かれた。脚本家の宮藤官九郎さんと市フロンティア大使の箭内道彦さんが「ボクらにとっての西田敏行さん」と題し、昨年10月に亡くなった西田さんとの思い出を振り返った。
宮藤さんはドラマ「タイガー&ドラゴン」など3作品で西田さんと共演。著作「タイガー&ドラゴン」で西田さんが書いたという紹介文を読み上げながら、西田さんとの思い出を披露した。「これからは自分たちが若い人に『西田さんってこんな人だったんだよ』と伝えなければいけない。一緒に3本の作品を作れて良かった」と語った。
箭内さんは、同じ本県出身同士のエピソードなどを紹介。「震災後、西田さんに『福島のためなら何でもするから、何でも言って』と言われた。でもこの人を使うなら、ここぞで使いたい。今思えば『本気でやれよ』という西田さんからのエールだったのかも」と話した。
トークショー後には、西田さんの母校の小原田小児童と小原田中生徒が「もしもピアノが弾けたなら」、「あの街に生まれて」の合唱を披露した。最後にはトークショーの来場者も一緒に「もしもピアノが弾けたなら」を合唱した。