福島市の福島県立美術館で開かれている「金曜ロードショーとジブリ展」は19日、開幕から1カ月となった。これまでに8万6000人以上が訪れ、子どもから大人まで幅広い年代がスタジオジブリ作品の魅力を堪能している。会期は9月28日まで。
日本テレビの番組「金曜ロードショー」の歴史をたどりながら、スタジオジブリ作品の魅力を楽しめる展覧会。作品の登場人物の気持ちが味わえる「ジブリ映画ポスタースタジオ」や、「千と千尋の神隠し」の湯屋「油屋」を再現した迫力ある立体造型物の展示会場では多くの人が足を止め、記念撮影をしていた。
「千と千尋の神隠し」の登場人物になりきって来場した福島市の小学5年生と3年生の姉妹は「『油屋』(の立体造形物)が見たくて来た。楽しい」と笑顔を見せた。
福島民友新聞社、福島中央テレビ、県立美術館でつくる実行委員会の主催。福島民友新聞創刊130周年記念事業。チケットは日時指定の予約制で、月曜日(祝日の場合は翌日)と9月24日は休館(同22日は開館)。料金は一般・大学生1800円、中学生・高校生1500円、小学生千円。
会期中、県立美術館の駐車場は使用できないため、実行委は公共交通機関の利用を呼びかけている。