国際的なワインコンテスト「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2025」で、みどりの杜福祉会いわきワイナリー(福島県いわき市)の「甲州2024」と「シャルドネ樽熟成2023」が奨励賞を受賞した。
英国を拠点とするウィリアム・リード・ビジネス・メディア社が開催する世界最大級のワインコンテストで、毎年英ロンドンで開かれている。「世界で最も大きな影響力を持つワインコンテスト」ともいわれている。今年の結果は5月末に発表され、金賞、銀賞、銅賞、奨励賞などの各賞に世界各地の約4780点、日本の約130点が輝いた。いわきワイナリーは初出品で奨励賞に輝いた。
甲州2024はいわき市などで作った日本固有品種「甲州」を使用し、きりっとした辛口白ワイン。フレッシュで生き生きとした酸味などが楽しめる。シャルドネ樽熟成2023は同市産と会津美里町新鶴産のシャルドネを使用して醸造。アカシアとフレンチオークのたるで1年ほど熟成させ、柔らかい酸味や熟成香を兼ね備えた白ワインに仕上げた。
同ワイナリーマネジャーの四家麻未さんは「世界中のワインが集まる大会で受賞できてうれしい。今回は奨励賞なので、さらに上を目指して技術を上げていきたい」と語った。