• X
  • facebook
  • line
【いわき―仙台】後半、頭で合わせるいわきのFW熊田直紀(中央)。「福島民友創刊130周年記念マッチ」として4610人が応援席を埋めた=25日、いわき市・ハワイアンズスタジアムいわき

いわきFC奮闘、仙台と東北ダービー 福島民友130周年記念マッチ

2025/05/26 07:50

 サッカーJ2のいわきFCは25日、「福島民友創刊130周年記念マッチ」としてホームのハワイアンズスタジアムいわき(いわき市)で仙台との「東北ダービー」に臨んだ。チームカラーの赤に染まったスタンドから声援を受け奮闘したが、1―2で敗れた。通算成績は3勝6分け8敗。順位は二つ下がり20チーム中19位となった。

 いわきは前半10分に先制を許すと、同23分にMF五十嵐聖己(せな)のクロスをFW谷村海那が頭で押し込み試合を振り出しに戻した。後半11分、MF柴田壮介のミドルシュートが相手のオウンゴールを誘発し、いったんはゴールがアナウンスされたが、その後オフサイドがあったと判定されノーゴールに。同31分、逆に仙台に勝ち越された。いわきは最後まで攻め続けたものの、仙台の堅い守備を崩せず2連敗となった。

 ともに東日本大震災の被災県を拠点とするいわきと仙台の東北ダービーの通算対戦成績は、いわきの1勝1分け3敗となった。いわきは6月1日に同スタジアムで行われる次戦で熊本と対戦する。午後2時開始予定。

 4610人が来場。福島民友新聞社がマッチパートナーを務め、子どもたちが取材活動を体験する「番記者体験」や、これまでに作製した号外を展示する号外パネル展などさまざまなイベントが開催され、熱戦を後押しした。

 福島民友新聞は20日に創刊130周年を迎えた。いわきFCはクラブ設立10周年で、ともに節目の年を迎えている。