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江戸後期から続く東北伝統の系譜 西田記念館で土湯こけし企画展

2025/05/13 10:10

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佐久間浅之助が制作したとされるこけし。現存する土湯こけしの中で最も古いものの一つ(左)。輪入りこけし。土湯こけし工人として活躍した故渡辺鉄男さんの作品。1本の木材から胴と輪を削り出して作られた
土湯こけしと手がけた工人が紹介されている企画展

 赤い髪飾り、小気味よい音を立てて回転する頭―。土湯こけしは江戸時代から現在まで、変わらない姿を受け継いできた。開館30周年を迎えた福島市の原郷のこけし群西田記念館で開催中の記念展「土湯こけし名品展」では、3月に同市の無形民俗文化財に指定された土湯こけしの系譜をたどっている。  土湯こけしは、東北各地に伝わる「伝統こけし」の系統の一つ。同館学芸員の相原聡子さんは「こけしは元々木地師(きじし)と呼...

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