赤い髪飾り、小気味よい音を立てて回転する頭―。土湯こけしは江戸時代から現在まで、変わらない姿を受け継いできた。開館30周年を迎えた福島市の原郷のこけし群西田記念館で開催中の記念展「土湯こけし名品展」では、3月に同市の無形民俗文化財に指定された土湯こけしの系譜をたどっている。 土湯こけしは、東北各地に伝わる「伝統こけし」の系統の一つ。同館学芸員の相原聡子さんは「こけしは元々木地師(きじし)と呼...
この記事は会員専用記事です
残り1,377文字(全文1,577文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。